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2004年2月11日
あのSHIBUYA-AXワンマンライブを終えて、もう二ヶ月が経とうとしている。
あの日の感動と、ステージから見た客席の皆の笑顔は胸に刻みました。
それは一生消えることはないだろう。
あのステージをやって、あのステージをやれて本当によかったと思う。
心からありがとう!
さて、ライブ当日のステージをビデオで見たのは、編集作業の初日のことだった。
7台のカメラで撮影したビデオを一本ずつチェックしていく作業は
過去のホールワンマンでも同じだったので、コーヒーを飲みながら
のんびりと始まった。
テープがまわり、当日の朝の風景。
俺が会場入りする前の映像を見るのは、結構ワクワクするものだ。
やがてリハーサルの映像を経て、いよいよ本編が始まる。
オーバチュアから、「悲しみの薔薇」のイントロのギターを田中雄二がかき鳴らす。
舞台袖からステージに飛び出してくる俺・・・。
構成は俺自身が考えてるから、わかりきってる光景はハズなんだけど
率直な感想・・・・正直驚いた。
何故なら、そこに映ってる俺は、今まで自分自身で一度も見たことのない表情をしていたからだ。
なんだかとても優しい表情なのだ(ライブ自体は激しいんだけどね)
ちょっと戸惑ったし、なんだかとても気になった。※これは結構怖い体験です
そんなこともありたまたま翌日、別の用件で実家に電話をした俺は
受話器の向こうの母親に昨日の出来事を話した。
すると彼女は「人間は沢山の人と出会って、優しさや、愛情に触れ、穏やかな顔になっていくもの。貴方は沢山の人に愛されて、そういう顔に近づけたのだから感謝の気持ちを忘れずに!」そう言ったよ。
確かにそれはそうかもしれないな。
MC でも話したけどこの二年間はいろんなことがあったんだ。
正直、もう終わりかな?と思ったこともある。
でも俺の足元にもちゃんと道は続いていた・・・
それに気づかせてくれたのはストリートで出会った沢山の「君たち」だ・・・
心から感謝したいよ。
ホントにどうもありがとう!
俺も君たちに愛を送りました。
ライブ前に会場の前でファンイベントがあった。
ヨシケンがAXがんばるなら私たちも○○をがんばりたい!みたいなそれぞれの目標や思いを小さな単語帳のような紙に書いてくれた。
その紙は本番前の舞台袖で、スタッフからちゃんと受け取って俺のズボンの後ろポケットに入れて、2.11 SHIBUYA-AX のステージに連れて上がったよ。
君の思いも SHIBUYA-AX に立ったんだぜ!スゲエな!
君たちの足元にも道は続いてる・・・それに気づくか、気づかないかでは大違いだ。
でもね、俺が君たちに気づかせてもらったように君たちの周りにも、君を愛してくれてる人が必ずいるはず。切っ掛けは何処にでもあるんだとおもう。
大切なのは、それを受け止める素直な心だと思う。
ひねくれていては何も見えない。
諦めていては何も見えない。
世の中が生き難いのは、時代や誰かのせいではない。
文句ばかりの人生なんて、きっとつまらないから・・・。
もっとワクワクする未来やもっとドキドキする明日へ、一緒に行こうぜ!!
それぞれの暮らしの中で、君たちもがんばれ!
そして、またわからなくなっちゃったら、ライブで燃えようぜ!素直な心で・・・・。
いまそんな事を想っている。
窓辺に踊る今朝の光に、春の訪れを感じている。
いろんな出来事が、始まりそうな高鳴りを胸に・・・。
まだまだいくぜ!これが始まりだから。
2004.4.1 自宅にて ヨシケン
この特設サイトは2004年、VHS版発売当時の特設サイトを再現したものです。
時系列など当時のままに掲載している箇所があります。